ちょこちょこ運動で健康に
- Natural Therapy Salon Remedy
- 5月27日
- 読了時間: 2分
「健康のために運動をしましょう」ということがよく言われます.この言葉を聞くと余計に腰が重たくなるのは,私だけでしょうか?ある程度まとまった時間をとって運動をしないといけないと思うと,さらに腰が重たくなるような気がします.みなさんは,どうでしょうか?
「ほんのちょっとの時間でも,軽い運動でも,効果があるよ」と言われたら,運動がより身近なものになり,やってみようかな?という気になりそうです.作業の合間に肩や首,腰を回すなど,ごく簡単な運動をほんの少しするだけでも,筋肉の緊張が緩和し血行が良くなり,肩や首のこり,腰痛の予防や軽減につながります.

「塵も積もれば山となる(ちりつも)」「できることをちょこちょこやればいい」と思えると運動は身近になりそうですが,実際に「ちりつも」でも,簡単な運動でも効果が得られるのでしょうか?
中性脂肪が増えると肥満やメタボリックシンドローム,動脈硬化など,健康に悪影響を与えるため,中性脂肪を下げることは健康を維持する上で重要だと言われています.中性脂肪は食後に増えますが,食後に30分間歩くことで,中性脂肪の増え方を緩やかにすることができます.嬉しいことにまとまって30分歩かなくても,1分半の歩行を20回,間をあけて行なっても,同じ効果が得られるそうです(「脂質異常症を有する人の身体活動ポイント」健康づくり2025年5月号).

30分のウォーキングと言われると「時間もないし」「疲れそう」と思ってしまいますが,1分半の歩行でも,ちょこちょこでも効果があると言われると運動のハードルがぐっと下がるように思います.「1分半なら歩いてみるか」と食後や仕事の合間にちょこちょこ運動する「ちりつも」で健康効果が得られるといいですよね.さらにちょこちょこ運動は,中性脂肪を抑えるだけでなく,脳血流をアップさせ,仕事や作業の効率を上げることも期待できそうです.
ほんのちょっとの短い時間でも,ごく簡単な運動でも,やった分だけ「ちりつも」で健康づくりにつながる.職場で,ご家庭で,ちょこちょこ簡単な運動を取り入れていただけたらと思います.
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